高尿酸血症
尿酸値とは、血液中に含まれる尿酸の濃度のことで、血液中の尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態を高尿酸血症と言います。遺伝子DNAの原材料の１つにプリン体という物質があり、作られたプリン体が不要となってできた老廃物が尿酸です。
高尿酸血症の原因
原因は、体内で生成される尿酸の量と排泄される量のバランスが崩れることにあります。主な原因は次の２つです。
1.生活習慣の乱れ・・・食事 アルコール（特にビール）、肉類のとり過ぎ
2. 薬物(主に利尿薬)、腎不全、白血病などの悪性疾患 が挙げられます。
高尿酸の症状に気が付かず、風が吹くだけで激痛や足の指が腫れたり、骨の変形が起こることもあります。
尿酸値を放置して高尿酸血症の状態が続くと血管が傷ついてしまい、尿酸化結晶が血液の流れを塞ぎ、痛風の他に糖尿病、腎臓病、心筋梗塞や脳梗塞など様々な疾病の可能性が現れます。
痛みの原因
尿酸値の値が7.0mg/dLを超えると身体の中で尿酸とナトリウムが組み合ってできた「尿酸化結晶」がつくられ、この結晶が血管を壊したり、血管内皮機能を低下させてしまう働きがあります。その結果、炎症が起こり、激しい痛みや腫れの症状が出る。痛みが出る場所には、足の親指の付け根、足首、膝、肘、手首などの関節。痛みや腫れの他に、熱感があります。
関節の可動域制限、皮膚の発赤、発熱もあります。
自覚症状がないまま進行する動脈硬化の症状が発生することもあります。
高尿酸が続くと動脈硬化の重症を招くことも
動脈硬化になると心臓・脳血管・腎臓に不調が生じ、血管が狭まったり、詰まったり、破れたりすることで脳血管疾患や心疾患、大動脈瘤などを発症してしまいます。
高尿酸の人は、心臓病による死亡リスクが最大3倍高くなると言われています。
予防には
●食生活：バランスの取れた食事を心がけ、塩分やコレステロールの摂取を控える
●運動：適度な運動を継続する
●禁煙：喫煙は動脈硬化を促進させるため、禁煙する
●ストレス：ストレス解消をし、リラックスできる時間を作る
●ストレスをためない、睡眠をしっかりとる
高尿酸血症に良い食品
尿酸の排泄を促す食品
・野菜、果物・・・ビタミンCやカリウムが豊富で、尿をアルカリ化する働きがある
・海藻類・・・ミネラルが豊富で、尿酸の排泄を助ける効果がある
・乳製品・・・プリン体が少なく、尿酸の排泄を促す効果がある
・水分・・・尿酸を希釈し、排泄を促すために、十分な水分を摂取する
♢バランスのとれた食事を心がける
プリン体を多く含む食事を控える・・・身体の中で分解されるプリン体は尿酸 となり、血液に溶けにくい性質がある為体外に排出されにくいので高尿酸血症となり、様々な病気を引き起こす可能性がある。
♢プリン体を多く含む食品・・・・内臓類（レバー、ハツなど） ・魚介類（イワシ、マグロ、カツオなど、エビ、カニ、白子など） ・肉類（牛肉、豚肉、鶏肉など）・アルコール飲料（ビール、日本酒など）
♢適度な運動を習慣づける・・・激しい運動を行うことで尿酸が上昇することがある為、歩行・速歩・ジョギング等、有酸素運動を自分のペースで長く続けることが大切です。
♢身体的・精神的ストレスを貯めない・・・ストレスは高血圧・糖尿病・睡眠不足などの生活習慣病を引き起こし、腎臓に負担になる原因となるので、日ごろから生活の中に趣味を見つけたり気分転換を取り入れる。
◎食べ過ぎを防ぐ
♢現在の体重の3０gから50ｇ減らすだけで尿酸値の値は減少します。
普段、摂取している食事の2割減らす。
◎お酒は適量に
◎無酸素運動ではなく有酸素運動を
◎適度に水分を摂取する
無理のない運動をすることによって肥満の解消を心がける・
しかし、急激な体重減量は、体内のエネルギー不足や脂肪の分解を促進させる物質がつくられ、尿酸の排出を抑えてしまい、頻尿になり、尿酸値が上がってしまうので、１ヶ月に１～２㎏の減量をペースに体重を減らす必要があります。
飲酒は時間かけて飲むことで酔いの時間を遅らせること。また、牛乳(乳製品)を飲むことで腎臓に牛乳の成分が尿酸の排泄を改善してくれます。
可視総合光線療法によって尿酸値を下げる
可視総合光線療法によって血管が拡張し、血行促進、温熱効果により新陳代謝の促進を促し、炎症を抑える効果や免疫細胞の活性化によって老廃物が排出されやすくなり尿酸値が正常の値まで下げられる効果があります。
整体と併用して施術を受けることによって効果もあがります。整体院かがやきでは、整体、カッピング療法、可視総合光線療法のメニューをご用意しています。是非、ご利用ください。